地域と環境の為に。
循環型社会に私たちができること。
各地で異常気象が発生している今、誰もが意識せざるを得なくなった「地球温暖化」。この大きな社会問題と正面から向き合っている会社が長岡にある。できるだけ多くのゴミを資源化し、処分量を減らす。簡単なようで実は難しいゴミ問題に、日々挑み続けている。
長岡市福道町 【花園サービス】
「人の役に立つ」を毎日実感。
私たちが毎日必ず出してしまう生活ゴミは、回収された後どのように処分されているのかご存知だろうか。「燃やすゴミなら燃やすだけ」「プラスチックゴミは再利用されている」、そうお考えの人がほとんどだろう。
しかし、実際は違う。燃やす前、再利用する前に必ずチェックが入り、危険なものが入っていないか、再利用するために余計なものが混ざっていないかを入念に確認している。ゴミの収集・運搬から処分、再利用を行っている「花園サービス」は、地域密着型の廃棄物処理業者。長岡市内の飲食店で出る事業系ゴミの回収や一般家庭の粗大ゴミの搬出など、私たちの身近なとことで毎日活動している企業だ。
入社から5年を迎えた岩田さん(23歳)は、知人の誘いからこの業界に飛び込み、仕事のおもしろさに気づき始めたようだ。
「ゴミを収集している時、お客様から言われる何気ない『ありがとう』に毎日元気をもらっています。ミスをしてしまった日には、帰ったら怒られると焦ったこともありましたが、丸山社長から『次は気を付けてな』と言われて。街の皆さんのためはもちろん、会社のためにも頑張らなければと奮い立たされました」。
笑顔と活気に溢れる社内では、少しぶっきらぼうだが愛情深い丸山社長がとても愛されているようだった。そんな丸山社長がスタッフに伝えたい言葉は、「地域貢献に関わるこの仕事を、ぜひ好きになって欲しい」とのこと。街をきれいにし、企業に喜ばれる会社を目指し、「花園サービス」は今日も勢いよく稼働している。
環境に優しい社会づくりにあなたの力が求められている。
この10年だけでも、ゴミの出し方は大きく変わった。国内でのリサイクルへの関心が高まり、ゴミの細分化は年々厳しくなっている。さらに、長岡市では平成25年7月から「バイオマス処理」が可能となり、生ごみは燃やすごみと別で回収することになった。環境に優しい仕組みが増える一方、業界の人員不足は深刻さを増すばかりだ。
「花園サービス」が現在求めているのは、ゴミの収集・運搬を行う作業員。始めはゴミの回収がメインだが、ある程度の経験を重ねたら他のコースも担当したり、集金まで行ったりと、街の人々とも大きく関われるやりがいのある仕事だ。
ゴミ収集車輌は普通運転免許を持っていれば運転OK。初心者も、全く別の業界で働いていた人も、ぜひ挑戦して欲しい。
水害、そして震災。災害ゴミから長岡を守る。
まだ記憶に新しい2004年。7月に新潟・福島豪雨で水害、そして同年10月に中越地震で大きな被害を受けた長岡市には大量の災害ゴミが発生した。この時、ゴミ収集にフル稼働で対応した「花園サービス」の丸山社長は、当時のことを鮮明に覚えていると語る。
「創業から45年経ちますが、この1年が一番大変だったと思う。通常業務をしながら災害の対応も強いられ、社内はてんやわんやしていました。災害が起きると、我々の業界としては絶対的に協力に行かなければいけない。水害と地震から、予測できない天災の恐ろしさを実感しました。この経験を生かし、2014年には加盟している団体が長岡市と災害廃棄物処理協定を組んでいます。これまで以上に災害ゴミへの対応は早くできるでしょう」。
廃棄物処理業者とはいえ、時には救急救命士のように瞬時に人々の暮らしを助けに繰り出す「花園サービス」。一つの企業でもさまざまな働き方があり、そして彼らがいるからこそ私たちは今日も安心して暮らしていける。
DATA
花園サービス
〒940-2053 新潟県長岡市福道町354−3
PLEASE WAIT
株式会社 花園サービス
募集要項の内容は直接お問い合わせください。