地域と共に。
町田の地にある笑顔と愛の連鎖。
長岡保養園は昭和42年に開設して50年が経つ。新潟県内でも最大規模の療養病棟をもつ医療法人至誠会グループは、老人保養施設「やすらぎ園」と特別養護老人ホーム「まちだ園」との連携で地域の安心を支えてきた。介護予防から要介護者のリハビリや長期療養まで、これからの超高齢化社会を支える拠点として地域の大事な役割を担っていた。
県内でも最大規模の療養病棟を持ち、これからの超高齢化社会を支える拠点となる大切な役割の長岡保養園。
長岡市町田町・至誠会グループ
【長岡保養園】
看護と介護の垣根を越えて。
長岡市東山の麓、自然豊かな町田の地に3施設が密に連携し高齢者の状態に応じた適切な介護や治療ができる理想的な環境がある。その中で療養型病院が「長岡保養園」だ。要介護のかかりつけ医として在宅生活を支えたり、具合が悪くなった時の受け入れも行っている。長期的な治療を必要とする方やそれを支える家族にとってはとても心強い施設だ。
一方「やすらぎ園」では高齢者の医療と介護、在宅復帰への自立支援をサポートしている。至誠会グループの目指す企業姿勢は「働く人」「利用する人」など地域全体に貢献する素敵な愛の連鎖を生み出していた。
ゆっくりでいいですからね。と優しく声を掛けながらリハビリのサポートをしていた。
院内では医師、看護師、介護士、など様々な関わり方でご利用者の安心を支えている。
「喜び」と「やりがい」心通う支え。
人と人との関わり合いが深い介護と看護の世界。現在働いている人たちはどんな想いややりがいを感じているのだろう。そこには支える仕事ならではの喜びの瞬間がたくさんあるという。
「高齢者の長期的な治療が必要な場所なので、ご利用者ととても深く関われることは当然ですが。ご本人との関わり以外にもそのご家族との関わりも深くなっていきます。そんな関わり合いの中で、ご家族からも感謝の言葉を頂くことも少なくありません」。そう話してくれたのは看護部長の星野さん。優しさと思いやりを大切にご利用者と関わらせてもらっているという星野さん。関わりが深くなる分心から繋がり信頼しあう関係で介護ができることも、とても喜びだという。
リハビリを行いながら在宅復帰を支援する施設のやすらぎ園。
私たちは、ご利用者の環境の一部。
介護の現場で見えてきたものは、スタッフたちのチームワークの良さと笑顔の「力」だった。多くのスタッフたちの笑顔はご利用者たちを元気付ける一番の特効薬になっているようだ。「認知症が進む高齢者のご利用者にとって私たちは『環境の一部』。なるべく笑顔と元気を感じてもらえる存在でありたいですね」。そう話してくれたのは療養部長の高橋さん。「私たちの声かけ一つでご利用者の反応が全然変わるんです」。高橋さん曰く“ほんわか”した声かけがご利用者の心をとても和ませる。そんな瞬間がたくさんあるという。
「やすらぎ園」ではリハビリを行いながら在宅復帰を支援する施設。ご利用者はリハビリが必要だったり、認知症の症状が重かったりと、自宅に戻ることが困難な状況であることも現実である。そんな中で一時的にでも自宅に戻ることを叶えられた時や、一時帰宅から戻られた際にご利用者から喜びの声を聞けた時は何よりやりがいを感じられる瞬間でもあるという。「おかげで家に帰れてよかったてーありがとう」そんなご利用者の言葉は私たちにとっても大きな喜びなんです。ご利用者との関わりが深いゆえに喜びもひとしおだそうだ。
看護師、介護士のみなさん。看護と介護の垣根を超えスタッフ一緒にご利用者の心に寄り添う。
働きやすい環境と支援。
至誠会の愛の連鎖は働くスタッフたちの仲の良さや働く環境にも現れていた。施設規模も大きいため働いている方たちの人数も当然ながら多い。そんな三施設のスタッフたちのコミニュケーションはどんな風に行なっているのか気になるところだ。
忘年会は2部制で行なっているという話で驚いた。女性が多い職場なので数年前よりお昼の部を設けスタッフたちの子供達まで一緒に参加できる環境があるという。そんなお昼の部では理事長自らサンタクロースに扮し、スタッフの子供達を大いに喜ばせてくれるというとても素敵な忘年会のようだ。そんな距離感が働く方にとっても自然と大きな家族のような意識に変化しているのかもしれない。
他にも院内には保育施設もあり、子育てしやすい環境も整っている。また、キャリアアップや資格取得のための時間や経済面でも多くの応援と支援を行なっている。資格が無くとも介護の関節業務からスタートし、資格チャレンジをしていく方達も多いという。様々な面で女性が働きやすい環境が整っている職場は職員たちにとって心強い環境であることは間違いない。
DATA
長岡保養園
〒940-1111 新潟県長岡市町田町575