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建物を、常識を、

壊すことから未来を創る。

 県内解体業のパイオニアとして活躍する株式会社晴耕舎は、ただ“壊す”作業をしているだけではない。より良い暮らしを目指し、環境保全、そして地域振興イベントの運営にも力を入れている。独自の視点で可能性を切り開く、斬新な事業の数々に注目だ。

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​長岡市宮本町【株式会社晴耕舎】

“他社にはできないこと”への挑戦。

 家屋や商業施設、学校にオフィスビル…建物が造られるその一方で、解体業者による“壊す仕事”は欠かせない。2018年に創業40周年を迎えた株式会社晴耕舎は、解体工事を行うプロフェッショナル。業界では珍しい「超ロング解体機」を平成初頭から保有し、他社では実現できない超高層ビルの解体をも担う。2人掛かりで操作する特別な解体機を運転できるのは、同社でも長年の経験を持つ5人のスタッフのみ。熟練の技が現場を支え、若手社員たちのお手本として活躍しているようだ。

業務内容は解体工事のほか、土木工事、不動産、除雪など、とにかく幅広い。2018年からはアスベスト除去も自社で行うようになり、また1つ事業拡大を成功させている。

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​新潟市で長年愛された百貨店·大和の解体に携わった晴耕舎。8階建ての超高層ビルということもあり大抜擢された。

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時代とともに、進化し続ける会社。

「いろんなことに仕掛けをしていかなきゃいけない」と話すのは、代表取締役の松本克幸さん。明るい笑顔と冗談交じりの会話で人々を引き寄せる気さくな人柄であり、頭の中では誰よりもまじめに会社のこと、地域のことを考えている。

「アスベスト除去を解体業者が行うのは珍しいこと。だけど、あえて挑戦するのがうちの強みです。実際のところ、作業をスタートするまで県への申請でとても苦労しました。面倒なこと、人が嫌がることにも率先して挑戦すれば会社にも街にも良い結果を残せると考えています」

大気汚染が世界的に問題視される今、晴耕舎は解体現場で発生した廃材を再利用することで環境保全にも尽力する。これまでただのゴミとされていた砕石をリサイクルし活用することで、持続可能な社会づくりにも貢献しているのだ。今後は廃プラスチックのリサイクル活用も視野に入れている。

 時代と共に働き方を見直しながら、脈々と歴史を刻み続けている。

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「一般的な解体業者がやらないことをやるから選ばれるんです」と笑顔で語る代表の松本さん。

マラソン大会で地元を盛り上げる。

 2017年からスタートしたランニングイベント「ながおか縄文の丘マラソン」をご存知だろうか。長岡市宮本、大積、青葉台、関原地区を舞台に、縄文時代の遺跡や火焔土器が発掘された「縄文の丘」を駆け抜ける町おこし企画だ。イベントは縄文ロマンを体感しながら汗を流したり、江口だんごの古代餅を使用した縄文鍋が振る舞われたりと、地域の魅力を生かし、子どもから大人まで楽しめる内容になっている。

 実行委員としてイベントを運営しているのが実は晴耕舎。地域に新しい風を吹かせるため、これまで前例のなかったイベント開催に注目した。代表の松本さんも発案者として率先して企画に参加している。「市内では駅伝や雪合戦など、どこでも人気企画を持っている中、うちの地域だけは何もイベントがない。そこで、自分の趣味でもあるランニングから人が集まる企画を起こせないかなと考えたんです」

 2019年9月には第三回大会を予定。昨年は全国から1150名のランナーと300名以上のボランティアスタッフが参加した。職業の枠を超え、地域に根差した展開を見せる。

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長岡市宮本、大積、青葉台、関原地区の文化、歴史、グルメを楽しめる企画として、早くも多くの人が注目している「ながおか縄文の丘マラソン」を開催。

社長の千里眼から辿り着く、やりがいのある仕事。

 “男の職場”というイメージがある解体業だが、晴耕舎では女性スタッフも活躍している。社内には工事部のほか、営業部、総務部、経理部があり、現在は営業部と経理部に女性スタッフを配置。測量や立ち合いなど、女性でも現場に出る機会が増えてきている。

 「うちは女性スタッフも大歓迎!新卒採用だけでなく、中途採用も随時行っています。社員は30~50代が中心ですが、フレッシュな20代、65歳以上のベテランも活躍中。県内各地の出身者が集まっているので、とても個性豊かですよ」と、松本さん。これまで他業界や他社で働いていた人も積極的に採用し、それぞれの魅力を引き出しながら仕事への意欲を掻き立てている。

 「どんな人でもうちの会社に入社すると輝く傾向があるんですよね(笑)。人の素質を見出すのが得意なんです。チャレンジ精神のある人、一緒に働いてみませんか?」

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20代から70代と幅広い世代のスタッフが在籍。ベテランスタッフの技術力が若い世代に勢いを付けているようだ。

女性も活躍できる、スタッフ同士のフォロー体制。

 創業40年の歴史を持つ晴耕舎だが、新卒採用に力を入れ始めたのは最近のこと。2018年春に入社した武江咲希さんは狭き門をくぐり抜けた一人。現在は営業部に所属し、接客から見積り、工事部との情報共有を通してお客様の要望を形にしていく。

 「解体業者で働くことになるなんて、学生時代は想像もしていなかったです。でも、就活イベントで松本社長と出会い、お話しをしている中で明るい人柄がとても印象的で。一緒に働いてみたいという好奇心から、この会社を選びました」

 入社1年目の彼女が笑顔で、胸を張って仕事に挑戦し続けられる秘密は、先輩スタッフの言葉にあった。「営業部の仕事は一歩間違えると大きなミスに繋がるとても重要な役割。『お客様の話は最後までしっかり聞く』という先輩の言葉を常に意識しながら仕事へ向かうようにしています。何度も確認を繰り返すことで間違いのない仕事ができると教えていただきました」

 働くスタッフは性別も経験値もさまざまだが、一人一人が自身の業務に誇りを持ち、技術や知識を伝承しながら取り組んでいた。長い歴史を持つ晴耕舎ならではの魅力の一つだ。

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インタビュー中、充実した表情を見せる武江さん。新たな環境でも自分らしく、楽しく働いていることが伝わってくる。

前進し続ける会社で、自分らしく働こう。

 代表の松本さんには、会社の年商を現在の倍にするという大きな野望がある。そのためには、人員を増やすことが必要不可欠だと考えている。「解体業はなかなか分かりづらい職業ということもあり、大規模就活イベントに参加してもほとんどの学生は他社のブースに行ってしまう。そのため、小規模の説明会に意欲的に参加しています。その方が参加者とのコミュニケーションが取りやすく、事業内容を説明しやすい。お互いにメリットがあるんですよね。まずは会社の取り組みを深く知っていただけたら嬉しいです」

 会社のロゴマークに起用されているトンボは、前にしか進まず、どんな時も退かない“勝ち虫”。働き方に迷った時、就職先を探している時、晴耕舎を思い出していただきたい。常に前進し続けるこの会社で、自分の可能性を試してみてはいかがだろうか。

 

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​DATA
​株式会社 晴耕舎

940-2042 長岡市宮本町1丁目831

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